将来を考えたくない人には理由がある ー なぜ?そして今後は?

「将来が不安で考えたくない」「将来のこと、考えなきゃいけないのに考えたくない」と将来を考えると不安でたまらなくなることはありませんか?

この記事では、将来考えたくないと考えてしまう理由と、その対処法を2つ紹介します。

将来について考えたくないとは思っても、考えなきゃいけないということは分かってる。だけど、考えようとすると不安だらけで、お先真っ暗に見えてしまうのではないでしょうか?そうなると、絶望感を感じ、その繰り返しという負の連鎖になってしまいます。

どうやったらこの状況を抜けられるのか、その対処法を書いていきますので、これを読んで、今の状況を食い止めていきましょう。

【—このページの目次—】
1.将来を考えたくない理由
2.将来考えたくない ーいらないストレスを解消 ー
3.将来考えたくない ー それでも考えたくない時 ー

将来を考えたくない理由

将来を考えたくないと思う理由は、うまくいく気がしない、どうなるのか分からないといった不安が生み出しているのです。その不安の対象は、後から理由をたどっても訳が分からない、ただ将来という漠然とした対象になっているはずです。その不安はどうやって起こるのか、そして、その影響とは何かを最初に考えていきましょう。

不安は自己を脅かそうとするものに対する感情です。たとえば、何か悪いことが起こるのではないかといった感情で、未来に対してなど漠然とした対象から起こります。ただ、不安は悪い感情ではなく、危機回避能力ともいえますし、誰もが経験する感情なのです。

しかし、不安を抑えられる人と、不安を抑えられない人といます。その不安の度合いが過ぎれば、生活を脅かす脅威にも変わってしまいます。

大きくなりすぎた不安は、自己にプレッシャーを与え続けるので、もうダメだと感じてしまうのです。つまり不安が、自分の存在を脅かすものにもなり兼ねないのです。

不安は恐怖と心配に分けられます。恐怖の場合、その対象が、状況からなくなれば消えていきます。一方、心配は始まりも終わりもはっきりとせず持続する不安です。
そして、心配の場合、その不安が持続することから、思考や行動にも影響してきます。

例えば、待ち合わせの時間に友人が来ないという状況があるとします。その時、連絡をしても返信がなければ、何かあったんじゃないかと考え、電話をかけ続けてしまうという状況です。この場合湧き起こるのは心配という不安で、その感情のために、ものごとをネガティブに判断してしまいます。そしてその判断によって行動が決まるのです。

つまり、将来を考えた時に心配という不安が湧きおこれば、ものごとをネガティブに捉えてしまうのです。例えば、テストでいい点が取れなかった時は、次のテストもダメかもしれない、だとすれば大学も就職もダメ。そして、「何をやってもダメな自分」と泥沼な気分になって将来を考えることができなくなってしまうのです。

そんな状態の時に、様々なストレスがかかれば、もちろんネガティブに捉えてしまいます。ストレスの多い世の中ですので、不安続きという人は、その負の連鎖にはまってしまい抜け出せなくなっているのです。

将来考えたくない ーいらないストレスを解消 ー

将来を考えたくないという状況で行うことのは、その感情の整理です。
頭の中は、不安や心配など入り乱れるため、考えたくないという状態になっているので、1度その感情を頭の中を外にだして整理することが大切です。

頭の中がいっぱいになっていれば、物事を客観的に見ることができず、訳が分からなくなってしまいます。訳が分からなければ、面倒だとか、考えようとしても分からないなど、正しい判断はつけられなくなるものです。

頭の中の整理をする場合には、はっきりと見える形にして外に出します。

その方法は、まず紙を2枚用意します。1枚の紙に、頭の中にある不安や心配事など、悩みをそれぞれ書き出してください。

次に、書き出したものごとに対して、今なにをやっても結果はどうなるか分からないものには2重線を書いて消していきます。それ以外は丸で囲みます。
続いて、もう1枚の紙を用意し、丸で囲んだものごとだけ書き写します。

2枚目の紙に書き写したものごとは、なんとか解決できると考えているものです。つまり、対処が分かっているものであり、それが今あなたが取るべき行動なので忘れないように保管しておきましょう。

1枚目の紙で2重線を引いたものごとは、結果がどうなるかは分からないものです。つまり、今心配しても心配しなくても、結果は分からないので、今考えても意味のないものなのです。ですから、その1枚目の紙をぐちゃぐちゃに丸め、それらの物事は考えても意味はないのだと一旦諦め、1枚目の紙と一緒に、その不安をゴミ箱に捨てましょう。

こうすることで、頭の中でごちゃごちゃして考えたくないと思っていたことを少しずつ整理できるようになります。なぜかというと、頭の中身を視覚化して分かりやすくしていること、目の前に並べた問題に対して客観的視点での判断ができるようになるためです。

この作業は、頭の中のごちゃごちゃを具体化して、外に出す方法なので、必ず紙に書くようにしてください。

将来考えたくない ー それでも考えたくない時 ー

頭の中の整理が終わったら、あとは丸で囲んだものごとを、行動に移すだけです。もし、また不安や心配がつのって、将来を考えたくないと思い始めれば、その紙に書かれたものを思い出してください。そして、紙に書いてあるものごと以外の心配は、今考えても意味はないのだということを思い出してください。

もしこの方法やっても、変わらず不安がつきまとう場合には、とことん悩みましょう。
これにも理由があり、人によってその解消法は様々だからです。体を動かして不安を振り切る人もいれば、寝て忘れる人もいますし、とことん悩んで解消する人もいます。

あなたが何をやっても負の連鎖から抜け出せないタイプであれば、とことん悩むことも1つの手段です。悩むことは、考えることの連続なので、考えることで自分なりの答えを見つけ、不安を解消できる可能性があるからです。

ただ、注意点がいくつかあります。どんな悩んでも、将来を考えられない状況は続く可能性があることを念頭に置いてください。なぜなら、不安は完全になくすことは出来ないので、悩んでも考えても解決できない可能性が大きいからです。

また、どんなに考えても行動に起さなければ不安を減らすことは出来ません。これも忘れないでください。あまり精神的に追い込みすぎると、不安から様々な症状が出てくることにも注意です。

もしこんな場合に、先ほど紙に書いて丸で囲んだものごとを見直しましょう。
それが、あなたのやらなければいけない行動だと言い聞かせて、できるだけ頭の中の混雑を解消しましょう。

将来を考えたくない人、その理由と対処についてのまとめ

将来を考えたくない人、その理由と対処についてのまとめは以下になります。

・将来を考えられない理由は不安だった
・将来を考えられない時の脳内整理
・それでも将来を考えられない時にやること

今なんともできないことに不安を抱き、それらが増えると押しつぶされてしまいそうになる。それらの悩みは今どうにもできないことは分かっている場合も多い。しかし、考えが止められないのだ。そういう時は動的に止める努力をしなければいけない。何をしても止めることが手段なのだ。でなければ、動くことさえ億劫になる。どんなに悩んでも動かなければ、結果がどうかなど分からないからだ。不安を止める、そして動く努力が一番必要なのだ。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

記事一覧