会社が求める粘り強さと忍耐力に応えるためには…。どんな風に粘り強さと忍耐力をアピールすればいいのだろう…。など頭を抱えている人は多いです。
その粘り強さと忍耐力に焦点を当て、なぜ企業が求めているのか、そしてどんな風にアピールすればいいのかを紹介していきます。
これから就職を迎える人、転職を考えている人、そういった人の悩みにスポットを当ててみましたので参考にしてください。
【—このページの目次—】
1.粘り強さとは忍耐力とは
2.粘り強さと忍耐力を企業が求める理由
3.社員育成のための粘り強さと忍耐力
4.粘り強さと忍耐力で就職を勝ち取る方法
粘り強さとは忍耐力とは
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表題の粘り強さと忍耐とはどんな違いがあるのでしょうか?あなたはご存知ですか?
まず、忍耐力ですが、苦しみや辛さに耐え忍ぶことです。そして粘り強さですが、耐え忍ぶその性質のことを言います。
つまり、忍耐力の中に粘り強さという要素があるのです。使い方としては、粘り強く忍耐力を発揮するといった使い方をします。
忍耐力とは、目的があることが前提ですので、例えば、大学合格という目標を立てて、苦手な教科にも忍耐力で取り組むといったように目的があって忍耐力と使われるのです。
目的もない状態で、苦しみや辛さに耐えることは我慢というのです。
そして忍耐力の中に粘り強さがあるので、上の例の場合は、苦手な教科の問題に対して粘り強く考えるといった忍耐力の一部であることが分かります。
粘り強さと忍耐力はどちらも目的を成し遂げるために必要なものと言えるでしょう。なぜなら目的達成のためには問題がつきものだからです。その問題について粘り強く対するという忍耐力があれば目的を達成できるからです。
粘り強さと忍耐力を企業が求める理由
企業にとっては粘り強さという忍耐力が求められます。
それはなぜかというと、会社の生産性をあげるからです。
最初に話したように忍耐力があれば、問題に対しても投げ出さずに考え、行動を起こす。そして目的を成し遂げられる力だからというのは理由です。この目的とは、仕事に対してだけのものではなく、会社員として存続するためというのも大きな理由の一つです。
現代では、以前とは違い1つの会社に属することだけが仕事の手段ではなくなり、離職率が増えています。当人から見ればスキルアップの為であったり、自分の力が発揮できる職場ではないということが理由ではありますが、企業にとってはそれは痛手となります。
新しい社員を雇い1人前にするまでには時間とコストがかかります。1人前になってやっと会社の利益が0の地点に立ったと言えるでしょう。これからだというとき、もしくは1人前になる前にやめてしまう人が増えたのです。
社員育成には、時間とお金がかかり、また指導にあてるベテラン会社員も割り当てることになります。それでは、会社の生産性にも影響するということから、会社を辞めない粘り強さといった忍耐力が企業には求められているのです。
社員育成のための粘り強さと忍耐力
社員育成には時間とお金、また指導者という出費が会社にとっては必要となりますが、それは新入社員を育て、有能な社員を生み出すためです。有能な社員とは自ら率先して会社を引っ張ってくれるような社員です。
もちろんこのような社員は会社の生産性をあげます。そのために粘り強さといった忍耐力が必要なのです。
仕事をする上でも問題は付きまとうものです、それが会社を左右するような大きな問題という場合もあります。
そういった厳しい状況の中でも、粘り強さといった忍耐力で乗り越える企画力だったり、リーダーシップを取れる社員が会社としては望ましいのは明らかです。
だから企業は有能な社員育成のために、粘り強さといった忍耐力を求めます。
粘り強さと忍耐力で就職を勝ち取る方法
ただ、粘り強さや忍耐力を言葉でアピールするのは難しいです。忍耐力がありますといっても、それは陳腐で誰にでも言えることですから。
また、企業がそのような人材を欲しがっているのはすでに知られているわけですから、同じような言葉を並べても、審査員に響くものはありません。
では。どうしたらよいのでしょうか?それは、プロセスの話をするということです。実際に自分が経験した目的のためのプロセスを話すことで、審査員はその過程を想像いやすくなります。つまり、具体的に忍耐力がイメージできるというわけです。
例えば、「自分のウェブサイトを立ち上げるために、本を参考に独学でhtmlを2年間勉強した。そして目標だったウェブサイトを立ち上げた」などだ。
実際に経験し、目的を達成できたものなら何でもいい、そのプロセスを具体的に話すことで、粘り強さ忍耐力のアピールは具体的にできる。
ただ、やり遂げた、忍耐力があるだけではいけない。「ーを目標にしてーしてきた」など過程を話すことだ。
企業が求める粘り強さと忍耐力のまとめ
企業が求める粘り強さと忍耐力のまとめは以下になります。
・粘り強さと忍耐力の違い
・企業が求める粘り強さと忍耐力
・企業が求める社員育成のための忍耐力
就職氷河期と言われた時代からすでに10年は経っているのですが、今もなお就職難は続いているようです。そして就職しても離職率が増えてしまうという、歯車が狂ったような時代です。
一昔前の忍耐さえあれば何でもできるみたいな考え方は風化していますが、今では最低限の忍耐力を大きな声で呼びかけなければいけないのかもしれません。自分の選んだ仕事を勝ち取るために陰ながら応援しています。