会社員は、つまらない人生なのか?

会社員、それは月単位で給料をもらっている人だけど、日本で指すのは暗い色のスーツに身を固めた人たちね。電車に押し寿司にされてる人たちね。

会社員は華やかなイメージはない職業なのだけど、社会人=会社員のイメージなのはなぜだろう?会社員がつまらない人生だと思うのはなぜだろう?

そう思っている君たちそれは間違っているよ。それは古い言い伝えで、会社員は時代に取り残された職業だ。それがなぜかをここに挙げてみる。そして、就職活動の参考に、今会社員に疑問を抱いている人に参考にして欲しい。

【—このページの目次—】
1.会社員の人生を歩まなくてもいい<
2.つまらない会社は、淘汰されていく
3.日本の会社はカビ臭がする

会社員の人生を歩まなくてもいい

実は現代の働き方は会社員じゃなくてもいい。会社員としての人生がつまらないと思っているなら、尚更のことだ。会社勤め、それは古い風習が残っているだけなのだ。今は昔と違ってオープンな社会なんだよ。

昔は個人の力は非力だった。会社があることで生産できたのね。だけど、それは昔話なのだ。今、会社は生き残りを賭けて戦っている。終身雇用の崩壊、外国人の起用など会社内部でも生き残りの戦いは繰り広げられている。

なのに、今も会社にいれば安泰なんていうのは、親からの教えが古いから。それは、おじいちゃん時代、つまり、昭和の時代の流れのまま現代にも引き継いでしまってるだけだということ。

だけど、会社員の果てに待っているのは、退職後の安心という訳にはいかなくなった。会社が生きがいだと感じてた人は、会社を辞めた時にその生きがいを無くす。それが理由で身体的活動、精神活動が内向的になり、認知症の精神的要因を作り出したりもする。

生きがいとは生きるだけの値打ちがあるもの、張り合えるものという意味なのね本来。会社を退社して生きがいを無くすようでは、それは生きがいとは言えない。生きがいはあなたの一生を支えてくれるものでなければならない。

現実はというと、会社が生き残れなければ、あなたの身は社会にぽんと投げ出されることになる。自分が病気になれば、容赦無く会社は切り捨てる。

生きがいと錯覚して会社員になれば、身体的に衰えた歳になってからそうではない現実に直面するのだ。自分の人生なら、自分の生きがいを見つけなきゃいけない。それが昔はできなくても可能になった時代なんだ。

つまらない会社は、淘汰されていく

会社が多すぎる。これは勢いがあった時代に作られたものだ。会社が沢山あることでそれだけ生産できたということ。だけど、今はどんどん会社は潰れてる。それはすでに飽和してしまってるからね。

技術的進化で大量生産ができる世の中になった。今は生産しても捨てている時代、行き過ぎた時代なんだよ。力のない会社は倒産しているのが現状で、それでなくても捨てる時のコストがかかってる。それをなくせば社会はスムーズに流れる。

今後生き残れる会社は、代替の利かない生産を続けている会社だけ。それは例えば世界に誇る日本企業なんかで、それは戦後の貯金が残ってるだけに過ぎない。新しいものを生産しなければ、存続の危機に立たされるという事。

そんな会社という枠の中で働く会社員は、会社員になる成長を遂げるだけ。若いうちの新しいアイデアを発言する機会はないし、権限が与えられる時には、すっかり年老いて発想力など失ってしまっている。

会社員は会社員として育てられるから、それ以外の世界で生きることは出来ないような仕組みだ。それではコスト削減のために消されていくことに怯えながらの生活になる。

会社はたくさんの人を扱う箱という入れ物なんだよね。しかも要るか要らないかの選別を待っている箱。世の中はものに溢れ、淘汰の道を辿っている。会社もエコフレンドリーになる時がきたのだよ。

日本の会社はカビ臭がする

日本の企業は世界からみると、古臭くてリスクを抱えた相手なのだ。カビがだらけになれば、誰も相手にしないだろう、リスクが高いからね。

日本の企業は年功序列だから、古い人が決定権を持つ。新しいことに乗り出す時に遅れをとるのは、古いやり方だからなのだ。それは生産を妨げるあってはならない事態なのにね。

以前に私は大手外資企業で働いていたことがある。それは10年ほど前だったけど、ペーパーレスの会社で、要は書類がないというか、紙が職場になかった。

各々の端末でデータのやり取り、サイン、社内伝達、スケジュール管理などすべて行なっていた。だから新しい取り組みがあるとしても、社員は出勤してその日に対応ができる。だから毎日市場にあった対応をするスピードがあったのだ。

そこで日本の企業との取引が絡めば、書類待ち、打ち合わせ待ちの挙句にFaxとかないし!誰も見ない紙の書類を客に一人一人渡す必要があったり、決済も現金とか、応対は電話とか、ずばり一言で厄介な相手だったのだ。

これは、古い人に合わせているから当然の結果。

今は THE日本として我慢してくれたとしても、相手の会社にとってみればリスクでしかなく、他に対応ができるところがあればそちらを選ぶ。現に日本経済はどんどん衰退している。それでも会社員を選ぶのは、途切れた線路を走る電車に乗り込むようなものだ。

最後に・・・

私は小さい頃からやりたいことがあったので、会社員を考えたことはないのだけど、生活と経験のために会社に属したこともあった。

どの会社も会社のルールには従わなければならなくて、次第にやりたいことなどできなくなって、それがいつも辞めるタイミングだった。

これから生きがいのあることしようよと言っても全員が生きがいを持てるものに出会えてないはずだ。けど、いつかはくる人生の終わりに楽しかったと言えるよう、今から好きなことを試してほしいものだ。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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