努力ができない人のための努力理論

努力ができないと悩んでいる人は多い。その努力の仕方が世の中に出回ってるけど、それが出来ないだという人は、なかなか悩みの渦からは出られない。

だから、ここでは努力法ではなくて、努力ができない時にはどうするかを紹介します。今の状況を変えれるきっかになれば嬉しいかな。

周りは努力ができる人なのだから理解はされにくいけど、努力しようとしてるから悩んでるんであって、ただどうすればいいかわからないだけなんだよね。

【—このページの目次—】
1.努力ができない人のネガティブイメージを止める
2.努力しようと気負うから、努力ができなくなる
3.出来ないと思っている努力をメタ認知能力を高めて変える
4.努力が出来ないのは間違い。正しい努力の評価をする

努力ができない人のネガティブイメージを止める

努力に対してネガティブな気持ちを持っていれば、そりゃ逃げたいと思うのが人間の心理。そのネガティブな気持ちが出現した時、その気持ちを切り替える練習をすれば、努力に向き合うことができるようになる。

嫌じゃなければやれるもんだ。

これは強迫観念とか持つ人に使われる方法なのだけど、物理的な刺激を与えて思考を一旦停止させる。継続している気持ちに一時の切れ間を作るというもの。

その方法は、嫌な気持ちが出てきた瞬間にしっぺをするとか利き手で反対の手を叩くとか、いつでも簡単にすぐできる物理的な刺激を与える方法。脳に刺激のサインを送る、そうすれば嫌だという気持ちから刺激に集中を逸らす装置の役目ができる。刺激を送ったら、違うことを考えるようにトライするのがセット。

最初は嫌だという気持ちからなかなか離れられなくてもいい。ただ刺激のサインと同時に思考の転換をセットで繰り返せば、人は段々ととできるようになるのだ。反復して覚えるってわけなのですな。

嫌な気持ちは考えるだけそれが膨らんでいく。それを切り替えることができれば、嫌な気持ちもそこまで辛いものにはならない。

努力しようと気負うから、努力ができなくなる

努力は嫌なものだ、そう思う時は誰にでもある。努力が嫌になるのは努力しようしてるから。

努力が出来ないとすでに思っているのなら、努力をしようとしただけで嫌悪感が湧いてくるでしょ。それはすでにセットの感情で覚えてしまってる状態。

努力をしようと意気込めば、反比例を描くかのようにできない。それも当然、脳は嫌だと思い続けているのだから。頑張らなきゃとか、?しなきゃ、?やらなきゃという気持ちで締め付けてしまっている状態。

気負えば気負うほどスタートダッシュで失敗するような、緊張のし過ぎる状態になって、出来なくなるもの。その嫌な感情を出さないように何も考えずやるのが一番。その努力の質なんてのは今はどうでもよくて、ただ書いてるだけとか、ただ見てるだけとスタートするようにする。すると努力が始められるようになる。

気負ってしまう時は失敗できないとか、できないんじゃないかっていう気持ちが含まれている。これは、ツァイガルニク効果といって、人は出来たことより出来なかった事を覚えているから。

だから、努力しようと考えない事で、出来るようになるのだ。

ただ一つ注意があって、環境に自分が影響されるものをおいてはいけない、ゲームとかスマホとかお菓子とか、人はすぐ影響されるから近くにあればそれに手を出してしまう。だから影響を受けるようなものは最初から遠ざけておくことが大事。

出来ないと思っている努力をメタ認知能力を高めて変える

感情はコントロールが出来るようになる。だから、努力が嫌でなくなれば、悩むこともなくなるよね。

生まれたての赤ちゃんは本能だらけ、けど成長して感情のコントロールを学んでいる。だから嫌なことがあってもすぐに泣きはしなくなる。

その方法は、沸き起こった感情を客観視して分析すること。メタ認知能力と言われているけど、認知を認知することなのだ。努力する時に嫌だという感情が出れば、なぜ嫌なのかと追求する。

教科書が嫌いとか、姿勢が良くないからだとか客観視できれば、じゃあ教科書を使わないとか椅子を変えてみるとか対処が考えられる。「努力が漠然と嫌い」から、的確に何が嫌いかを捉えることができるようになる。

これを育てていけば、努力の嫌な要素に対処できたり、他の方法が浮かんだり、日常生活でもイライラしたりどうしようもない気持ちを抑えてることができるのだ。客観視する事で熱も冷めるし、こうやって感情のコントロールをしていけばネガティブ要素は管理できるのだ。

努力が出来ないと思っているのは間違い。正しい努力の評価をする

努力ができないと思ってる人は、周りに比べてその評価を下しているよね。それは純粋な努力の評価ではないよ。

今できないと思っている人にとってのゴールは、どの位努力が出来たかではなくて、どの位努力に変えれたか。昨日は机に向かっても1分でダメになったのが今日は1分机に迎えた。

この変化を評価しなきゃ。昨日は出来なかったことが今日は出来たんだという風に。これって成功でしょ?1分努力したんだよ。

出来ないと思っていると、より出来ないことの方を覚えやすくなっている状態。だから、出来たことを覚えるようにしていくのだ。

これが周りに左右されない安定した努力の評価の仕方なんだよ。嫌だと思うことは誰にでもあって、そこは評価の対象じゃないってことを知って気持ちを楽にしよう。

最後に・・・

努力が出来ないと考えてしまえばどんどん出来なくなる。人はそういうもの。それを無理に方向転換するのはよっぽど強い意志でなければ出来ない。

努力が出来ないと反応することを変えてみるのはそう難しい事ではない。これに気づいて早く負の連鎖から抜け出せればいいですね。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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