私は、ゆとり世代の少し前の世代。だからと言って、根性論は嫌いだ。根性は持っていたいと思うけど、根性論で尻を叩かれるのは非現実的で白ける。
ゆとり世代は個人にフォーカスができた世代。だから個人力を持っているのに、学校や社会という集団の圧力でかき消されてしまいがち。そこで最近また、努力、根性、忍耐、情熱が必要だなんて言われているのだと。
正直なところね、当たり前じゃんと突っ込みたくなるわけ。そんなの、多勢に頼りすぎるからじゃんと。もしくは学校教育や社会が厳しいのか…。
そりゃ専門家ではないけれど、私は私の人生の上で、何を選ぶか、どこで力を発揮するかは、自分で判断しなくちゃならない。教育や社会が間違ってると待ってても、人生は進むわけです。チャンスは1時間後かもしれないし、5年後かもしれない、それを逃さないように掴むなら、自分を磨いていつでも掴めるようにしなきゃと考えているのです。
だから、どちらが正解というより、今何が必要かを考えよ。
【—このページの目次—】
1.根性論でいける程、物事は単純じゃない。だからゆとり世代が成功を勝ち取る
2.根性論でいける程、物事は単純じゃない。だからゆとり世代が成功を勝ち取る
3.古い努力 : 古い人の努力から根性・忍耐・情熱を学ぶ
4.今の努力 : 今の人の努力からリスク回避、効率、柔軟を学ぶ
5.これからの努力 : 目的の成功には根性・忍耐・情熱とのフュージョンすればいい
根性論でいける程、物事は単純じゃない。だからゆとり世代が成功を勝ち取る
世の中は常に変動する。社会も人も、だから何が正解というものはない。
時間は経過するからだね。
一昔前、ゆとり世代の前をここでは古い人と言いますが、その人たちは日本が貧乏だった時代を経験している人だったりする。教育も、その社会も恵まれた環境が常ではなかった。
だから、教育が与えられれば必死にやるし、仕事が与えられれば必死にやる。選べないのだから。与えられたものが同じなら、必死にやるだけ成果を掴む確率は大きいわけです。
だけどこれは、一つに対して使える方程式。同じ所からスタートして、コースを走るより、近道あれば近道の方が早いでしょ。
コース通りの人が古い人とすれば、近道も知ってるのがゆとり世代。それは、日本にゆとりができたから、物事には多角的な捉え方がある事、その対処法を教育できるようになったから。現代に合っているのはもちろん、今の人。
ただ、今の人は、あまりに選択肢が多すぎて、迷ってしまう。
日本では子どもには義務教育がある。そこでは視野が広い故に学校や親の教育に疑問を持ち、けど成熟してないから自信はない。その疑問を持ったままという状態が、成熟する前に当人を潰してしまい兼ねないという事態が考えられる。ゆとり教育では補えない、世の中の実態を日本という尺度でなく教えないと。そうすれば、変わっていく世の中で、自分の選択ができて、そこに必要なものを見失わないさ。
今の人たちの柔軟性というのは、今更古い人が取り入れるのは至難の技なのよね。今の人は、今もこれからも成功できるチャンスはあるのだよ。
古い努力 : 古い人の努力から根性・忍耐・情熱を学ぶ
古い人の努力法といえば、根性、忍耐や情熱はつきもの、というかそれがないと生き残れないでしょ。この努力は、リスクや困難も恐れないという自分を信じる力、乗り越える力でもある。目標を定めた時に怖いものなしだよね。
これは時代の恩恵であるし、年を重ねて功績が認められた人はこんな人たち。
さっきの道の例えで、近道知ってる人には負けるといったけど、これを人生で考えると、必ず弊害があるので、進むには弊害を打破する力が必要なのです。
古い人たちは、道を塞ぐほどの石が転がってようが、根性、忍耐、情熱を総動員して、石を壊していく。何年かかるかわからなくても石に負けてたまるかという情熱でゴールへたどり着く人たち。頑丈タイプ。
ただ、石が壊せない人もいる。その人はもう他に道はないのだと挫折してしまいがち。そういった側面も持つのが古い人たちだ。
今の努力 : 今の人の努力からリスク回避、効率、柔軟を学ぶ
今の人の努力法と言えば、知的努力。視野が広く、リスク回避や効率化に長けている。この柔軟型は、どんな場面にあっても対応できる万能タイプなわけだ。
これも時代の恩恵で、不変の世の中であれば強い武器になる。
また道の例で言えば、近道を知っているのが今の人、しかも何個も。石が道を塞いでも、あらゆる手段を思いつき、一番ゴールに到達する早い方法をチャキーンと計算できる。また石が転がってきても、また計算できるし、そもそも危険回避能力で危険はあらかじめ察知し、傷も少なくゴールへたどり着く人たち。だけど石が当たると重症タイプ。
ただ、あまりに道が見えすぎて、どの道がいいかとスタートに迷ってしまう。そもそも、この道行く必要あるの?とかね。
もし、ここで、自信を持って道を進む理由が言えればスタートは切れる。だけど、親が進めと言ってる、友達が進んでるから、という理由では、道を進まない方がリスク回避に思えてきてしまう、そう言った側面を持つのが今の人たち。
これからの努力 : 目的の成功には根性・忍耐・情熱とのフュージョンすればいい
古い努力も今の努力も、いい所悪い所がある。というか、だからどっちも必要でしょ。必要な時に必要なものを使うのだよ。
適当な答えというのも不変だからね。その時対してみないと、適当な答えは選べないでしょ。それに努力するなら時間がかかるからね変わるわけですよ。
成功するために、選択肢を選べる能力、問題が出たら問題を打ち破る能力、または回避する能力があればゴールは見えたも同然。だから根性だ、いや柔軟性だという話は意味ない。根性、忍耐、情熱を持ち合わせた柔軟性が必要だって事。
努力、根性、忍耐、情熱ができない人は、以下のことをやってみよう。
1.ものごとと自分の結びつきを確認すること、信念を持つことで根性と情熱は育てていける。
2.小さなことからコツコツと、出来る所を続けて継続力に自信がつけば努力と忍耐は育てていける。
肝心なのはスタートすること。スタートすれば、すでにあなたは個人力もっているのだから大丈夫さ。
最後に・・・
一長一短という言葉がある。だから、短を、別の長で結んで補えばいい。それを繰り返せば、いつか短は、最初の長と結びつく。物事は単純ではなく複雑なのだけど、それはあまりにも物事が単純だからなんだよね。人間社会なんてそんな規模だよ、あまり思い悩むことはない。