努力が恐怖なのは、社会のせい。その恐怖を解放しよう

努力することを恐怖に感じてしまっているあなたへ。

人にとって恐怖というのはかなりの強敵ですよね。もし努力に恐怖を感じて身動きできないって人にとっては、ラスボスくらいの勢いでしょう。賢者の剣を持ってるわけでも無いしと自信喪失してしまっているかもしれませんね。

そういう時は、誰かの助けをかりましょ。ラスボスに対抗するならヒーラーも補助役も必要です。現実世界でも、別にそれは一人で耐えなくても、一人で乗り越えなければならないものでもない。

もしここで私が書いていく恐怖からの克服の方法が役に立つのならそれでいいのです。また冒険が続けられる様に役に立てるのなら嬉しいです。

【—このページの目次—】
1.努力に対する恐怖は、社会によって作られた)
2.努力への恐怖で失ったプライドを取り戻す)
3.見返りを求めなければ、努力は怖くない)

努力に対する恐怖は、社会によって作られた

あなたが持っているその恐怖感、それは社会が作り出してしまったもの。要は暗黒魔法にかけられた世界だからなのですね。

だからあなたのせいではないです。

なぜなら、良い学校へ入るため、良い会社に入るためと教育を受けてきているはず。解説本を読んでもゲームオーバーになるときゃなるのです。

ただ、コンテニューできるゲームの世界と違って、現実世界では、失敗したらあなたに残されたのは、失敗した人、負けた人という肩書きなのですね。だから、負けられない、失敗できないという不安から恐怖が生まれてくるのです。

だって、受験に失敗した浪人生、恐怖から社会との距離を置いてしまったニート、もし彼らが会社を面接する時、その過去は選別からはじかれるハンデとなってしまうのが世の中。

そうやって努力の結果を、失敗だとみなしてしまう社会が、あなたへ努力に対する不信感、不安感、恐怖感を与えたのです。

あなたは一生懸命に努力したはず、なのにハンデ持ちというレッテルを貼られてしまう。そりゃ、あなたにはなんでなのだか意味のわからないこと。だって頑張ったんだから。

恐怖を持っているあなたが悪いのではないと、暗黒魔法にかけられた世界が悪いと、まずはっきりと認識することが恐怖を克服する第一歩です。

努力への恐怖で失ったプライドを取り戻す

努力に恐怖を感じてしまえば、努力することが怖くなる。そうなると、自信だってなくすわけです。中ボスごときに何度も負けていれば、そりゃもうやめようかなと思ってしまうのです。

だからその不安を取り除くことが第2のステップ。不安を取り除くには、ずばり安心感を得ること。そう、あなたには回復役が必要なんですね。

努力に対する不安があるから、恐怖が生まれる。ならば、安心を得ることで、恐怖は無くなっていくのです。恐怖がなくなれば、努力もできる、努力ができれば自信がついてくるという戦法です。

では具体的にどうしたら良いか。不安の正体は、失敗したらいけないとか、その先があたかも無いかの様にに考えてしまうことにある。だから、その先の選択肢を持てばいいのです。1つがダメだったら、別の方法でやってみればいいかと安心があれば、気負うことはなくなるというわけですね。同じ手が効かないなら、別の手と引き出しを作ること、これが恐怖を取り除く為の第2のステップなのです。

打撃の効かない敵に打撃ばかりの攻撃でも打破できませんよね?打撃命と考えている人はここでゲームオーバーとなってしまうのです。何度やってもダメ、一生データは更新できませんね。

ここで打撃が効かないと分かったなら、魔法攻撃しかけるとか別の手段があれば、焦るかもしれないけどちゃんと戦えますね。毒に侵されてもポイゾナかましとくかって余裕が出るわけです。

選択肢集めに夢中になると困ったものですが、選択肢があるという考え方に変えること。そういう応用する力を養えば、恐怖から自信をまた取り戻していけるのです。

見返りを求めなければ、努力は怖くない

努力をしているなら実らせたいのは皆同じなんですよね。けどその考え方は、危険です。

なぜなら、世の中には努力が実る人と実らない人、努力が実る場合と実らない場合があるから。

今の時代は努力すれば実るっていうものではないのです。努力すれば実るものだと考えていると、その努力が報われなかったら挫折感を味わってしまうわけです。そしたら、また不安と恐怖に悩まされる暗黒世界に戻ってしまいます。

一生懸命に努力をしたという場合でも、残念ながらそれが足りないとみなされる場合があるのです。仕事をするにも募集枠があれば、皆努力をしたのに誰かは弾かれるのが現実です。

だから、努力と見返りをくっつけるのは良い方法とは言えない。努力は勝負ではなくて、挑戦という心構えの方がいいでしょう。そうすれば、足りない時には足りなかったと受け止めることができる。そしてまた挑戦しようというモチベーションを保つことだってできるのです。

頑張ってるから報われたい気持ちはわかる。私だってゲームオーバーになりたくはない。だけど自分の思い通りにものごとは進まないことはすでにわかっているはず。だから勝負だと意気込むのではなくて、挑戦する気持ちでいればいい。そうギルガメッシュの様にね。

挑戦には期限はないし、何度でもやり直しはできるもの。そう考えれば、怖さをは克服していけるのです。自分は挑戦者なんだと言葉を変えるだけでいい。そうやって努力はしていく方が断然いい。

最後に・・・

努力が実らなくて、そこに恐怖を覚えてしまう人がいるのは悲しいことです。だって、その人は努力をしたのですから。

そのような恐怖を味わってしまえば、次に挑戦するのも簡単ではないでしょう。だけど、進んでいかなきゃ行けないのもわかっているはず。

だから、恐怖は取り除ける、そしてまた自信を取り戻していけるんだと伝えたいのです。

悩んでいるその背中を少しでも押してあげることができたら。辛いと世の中を生きるのではなくて、案外いけるなって気持ちになるような周りの理解が必要なんですよね。他人の私ではあるんだけど、誰かが分かろうとしてくれていると思えることは希望へと繋がることだと思っています。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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