仕事のトラウマ克服 | 退職したときの3つの考え方

「仕事がトラウマになってしまった」「退職したのに前の仕事のトラウマが消えない」と悩むことはありませんか?仕事で辛い思いをしたのに、いつまで経ってもトラウマが消えないのは苦しいですよね。

この記事では、仕事のトラウマを解消するために必要な考え方を3つ書いていきます。

退職はしたものの、いつまでも前の仕事のトラウマがあっては次に進むことができません。早く次に向かいたいのに、なかなか行動に移せない気持ちが向かないなどトラウマを解消しなければ辛さは続くものです。

そのトラウマを解消するための考え方をここでは書いていきますので、ぜひ参考にして、これから新しいスタートを切るためのヒントにしてください。

【—このページの目次—】
1.トラウマの解消法 その1 : 自己否定をやめる
2.トラウマの解消法 その2 : ブラック企業で働かなくていい
3.トラウマの解消法 その3 : 仕事の内容は次に活かす

トラウマの解消法 その1 : 自己否定をやめる

仕事がトラウマになる程悩んで退職を決めたのなら、それなりの理由があるはずです。それなのに、自分が悪かったのではないか、自分が甘かったのではないかと考えるのはよくありません。そこには、理由があり決断をしたんだと認めることが必要です。

なぜなら、過去は変えられません。それを、もしこうやっていたらと考えてしまうと迷ってしまうからです。

仕事に対してトラウマを持ってしまうということは、それほど辛い目になったということです。いじめにあったとか、モラハラ、セクハラ、パワハラなどにあったのかもしれません。そういった企業は残念ながら存在します。

トラウマになるほどの問題があり、そして辞めることを決めた、この事実は変わらないはずなのです。しかし、時間が経つと、その苦しみも薄れるので、後からもしかしたら自分が甘かったのではなどと考えがちです。

しかし、過去の事実は揺るぎません、そこに「もしかしたら…」を考えているとトラウマは解消できません。過去は過去、現在は現在、事実は事実と分けて考えることが必要です。

過去のことを悩んでいては、トラウマをエスカレートさせてしまうだけなのです。ですから、自分に非があったのではないかと思い悩むことはありません。辛い過去があった、そして退職を決めたのは自分だ、と認めることがトラウマを解消する第1歩となります。

トラウマの解消法 その2 : ブラック企業で働かなくていい

自分を認めることだとはいっても、簡単に過去と切り分けることができないのがトラウマの特徴です。きっと社会はどこも厳しいはずだ、我慢が足りなかったのではないかと考えてしまうでしょう。
しかし、会社を選ぶ権利はあなたにあります。わざわざ辛い会社を選ぶ必要はないのです。

確かに会社には採用試験がありますが、会社を選ぶのはまずあなたなのです。その会社1つしかないわけではないのですから、自分に合った会社で働くことが望ましいのです。

退職をした理由が、会社が合わなかったからかもしれません。しかし、それは立派な理由になります。誰もが自分にあった会社をすぐに見つけることができれば、これだけの離職率にはなりません。

やりたいことがあるなしにかかわらず、会社の環境は人間環境にも左右されますし、似たような会社であってもその中身は全く違うのです。

トラウマとなる程の理由があったのなら、その会社は常識を超えた部分があったのだと思います。こういった場合ももちろん、働き続ける理由はないのです。

確かにお給料は必要ですが、それは何のためのお給料かというと生活のためですね。生活というのはあなたの人生の生活のためなのです。つまり、あなたの人生を豊かにするために仕事をするということなので、辛い思いをしながら仕事をするのは、本末転倒だということなのです。

トラウマの解消法 その3 : 仕事の内容は次に活かす

トラウマになってしまった理由が、仕事内容にあったとします。それでも退職をするという決断になる理由があったということなのです。ですから、過去を見る必要はなく、先に活かせばいいのです。

過去にしがみついても、良い未来はやってきません。過去を活かすことで、よい未来をつくれるからです。

退職をした理由が仕事の内容にあった場合、それは気づいて良かったということなのです。それでも我慢して仕事をしていれば、あなた自身の成長は望めないからです。また、合わない仕事をするだけの毎日であれば、豊かな人生を送れるはずはありません。

確かに今の社会では、退職となると傷と見なされる場合があります。しかし、仕事の内容が合わなかったというのは、自分が成長するための賢明な判断といえるでしょう。賢明な判断ができたからこそ、次に活かすことができるのです。

仕事はあなたの人生を豊かにするために行うものです。ですから、あなたにあった仕事を見つけるために努力をしたということが言えるのではないでしょうか。過去を悔やむことはありません、気づいたのなら次に活かしましょう。

仕事のトラウマ克服、退職したときの3つの考え方のまとめ

仕事のトラウマ克服、退職したときの3つの考え方のまとめは以下になります。

・トラウマの解消法 その1 : 自己否定をやめる
・トラウマの解消法 その2 : ブラック企業で働かなくていい
・トラウマの解消法 その3 : 仕事の内容は次に活かす

トラウマを持ってしまった人の特徴は、本来の責任がないところにも責任を感じてしまったりするところです。自分が変えられるものとそうでないものを区別することも必要になります。何よりも過去と現状とのつながりを分けなくてはいけませんので、過去は現在に活かして、よりよい未来をつくってもらいたいものです。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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