幼少期の毒親にはトラウマ返しが必要なのか!? 毒親とアダルトチルドレン

「幼少期の毒親に対してトラウマ返しがしたい」「トラウマ返しがうまくいかない」と悩んだことはありませんか?自分が成長してはじめて毒親に育てられた気づき、どうすればトラウマを解消できるのか、トラウマ返しをするにもやったけど失敗に終わったと悩んでいることでしょう。

この記事では、なぜトラウマ返しをするのか、そしてどうすればいいのかなど毒親がトラウマとなってしまった人に向けて書いていきます。

早くトラウマから解放されたいのに、イライラや悶々が続いてしまう、トラウマ返しをしようにも毒親が怖くてできないなど悩んでいるのなら、この記事を読んで参考にしてみてください。

【—このページの目次—】
1.毒親が育てたアダルトチルドレン
2.毒親のトラウマには自立して解消
3.トラウマを解消するためのセルフトレーニングとトラウマ返し

毒親が育てたアダルトチルドレン

毒親とは子供に悪影響を与える親のことで、そういった親が育てた子はアダルトチルドレンになることがあります。アダルトチルドレンとは、機能不全家庭で育ち、生きづらさを抱えた人のことをいいます。決して対象が子供だけというわけではありません。

もしかしたら、あなたもこのアダルトチルドレンなのかもしれない気付いているのかもしれません。なぜなら、幼少期は他の親のことなど知らないので、それが普通だと思っているはずです。しかし、何かのきっかけで家庭が普通ではなかったと知り、辛い思いをしているのが毒親のせいだと分かったとします。

そうすると、親に対して怒りの感情も湧いてくるのです。また、それを正すこともできないもどかしさもあるでしょう。そういった中で親子関係を良好に結ぶことは難しいのです。両者が互いに理解を示さなければトラウマは引っ掛かったままなのです。

そのトラウマを解消するためには方法があります。1つは自立することで親との距離を持って生きることです。そしてももう一つはトラウマ返しをすることで、お互いの理解を認め合う方法です。そうすればトラウマから解放されるので次からその方法を順番に書いていきます。

毒親のトラウマには自立して解消

幼少期に毒親に育てられたとしても、子供はみな自立しなければいけません。それは幼少期の環境に関わらず誰でもそうなのですが、トラウマから解放されるためには、まず自立することが最初の1歩だともいえるのです。

なぜなら、毒親に育てられ影響を受けたからトラウマになってしまっているので、そのトラウマと決別するには、影響を受けない環境を作らなければいけないからです。

自立すれば自分で生活をしていくことができるので、なにもかも自分で自由に決めることができます。毒親の育て方が悪かったという場合でも、それに影響されることなく、自分の生活スタイルを決めることができる。また子供がいれば、間違った育て方をしないようにとすればいいのです。

毒親から影響を受けたといっても、自分の人生は自分で決めることができる、そういった思考と行動が伴っていけばトラウマは消えていきます。もし、トラウマがあるために自立が実行できないというのであれば、次に書くトラウマ返しを挑戦してみましょう。

トラウマを解消するためのセルフトレーニングとトラウマ返し

あなたが毒親の影響でトラウマを持ってしまったのならば、そのトラウマを解消するのはあなた自身です。あなた自身が行動しなければそのトラウマを解消できないということは頭にしっかりと入れておいてください。

トラウマになってしまえば、辛く苦しいものです。過去の記憶が現状にも影響しているのですから、それを払拭するには、過去を乗り越えないといけないのです。そして、乗り越えるのは自分自身でなければいけないのです。

自分で乗り越える時に必要なのはエネルギーです。辛くても立ち向かっていける力になります。最初は難しくても、親と自分とでは違うということ、親が間違っていたのであれば、それは反面教師と思って過去に過ぎたものだと認めることが思考としては必要です。そして、同じことを繰り返さないために勇気を持って行動に移すことが必要なのです。

行動に移す手段は自立していくことでもできますが、それでもトラウマに捕われてしまう場合はトラウマ返しをしてみるのもいいでしょう。トラウマ返しとは、トラウマになった経験を親に話すことで、それがよくない影響であったと認められることにより、過去の決別ができるというわけです。

それには育て方が間違っていたということと、自分は良いと思っていないということを伝える強い意志が必要になります。一度ではうまくいかないかもしれません。毒親なら反撃にも合うでしょう。しかし、それでも悪い影響を受けたという事実を認めてもらうことができれば、あなたはトラウマから解放され自由になれるのです。

あなたは親と別の存在で、別の生き方があるということを親も子も理解することができれば、トラウマも消えてなくなるのです。トラウマに悩んでいるのなら行動に移してみましょう。

幼少期の毒親にはトラウマ返しが必要なのか!? 毒親とアダルトチルドレンのまとめ

幼少期の毒親にはトラウマ返しが必要なのか!? 毒親とアダルトチルドレンのまとめは以下になります。

・毒親の育てたアダルトチルドレン
・自立することが毒親のトラウマ解消法
・トラウマを解消するためのセルフトレーニングとトラウマ返し

辛く、苦しい経験がその後の人生にも影響しているのは、トラウマになっていることが考えられます。しかし、誰にも辛く苦しい経験はあり、やはりそれは自分の力で乗り越えないといけないのです。
もちろん、自分の力というのは、自分で動かなければいけないという意味であり、難しければ誰かにサポートしてもらいながら自分が行動できればいいのです。過去の経験と決別し、あなた自身の描く人生を歩んでほしいと思います。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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