職場いじめがトラウマに…トラウマと戦うための3つのポイント

「職場いじめがトラウマになっている」「前の職場いじめを思い出してしまう」こんな悩みを抱えてはいませんか?心の傷はなかなか治らないので辛いものですよね?

この記事では、職場によるいじめがトラウマになった場合、トラウマになった後の例、トラウマに対する対処を書いていきます。

夜もなかなか眠れない、以前の職場いじめを思い出すなど、トラウマが切っても切り離せず、不安な日々を送っていては心休まる時がありません。

過去の経験がトラウマになったら、そのトラウマをどのように解消していくかを書いて生きますので、ぜひ参考にしてください。

【—このページの目次—】
1.職場いじめのトラウマが与える影響
2.トラウマになってしまったらどうなる?
3.トラウマが解消できないときの対処法

職場いじめのトラウマが与える影響

大人社会にもいじめが存在します。それはとても幼稚な行為なのですが、知恵のある大人がやる分、その行為は確実に被害者を落とし入れていきます。それはトラウマとなり身体にまで影響を及ぼすのです。

それだけ辛い思いをすれば、記憶は消えることなく、その後いたる所で思い出してしまいます。それがトラウマです。

トラウマになると、過去の記憶が現在の状況に影響してきます。すると、不安で人に話しかけれない、外に出れないなど社会的活動に影響を及ぼしたりもするのです。また、夜寝れない、呼吸が乱れる、うつになる、パニックになるなど身体的影響も及ぼします。

これは、過去の辛い記憶にいつまでも追いかけられているため、ストレスが抑制できなくなるためです。睡眠や食事の乱れ、免疫力の低下、身体能力の低下を招き、ついには病気になってしまうのです。

この場合は、適応障害、急性ストレス障害、心的外傷後ストレス障害などを引き起こし、生活に支障をきたしてきます。

病気を発症してしまえば、治そうとしなければ治すのは難しくなります。職場のいじめにあい、退職をした場合でも、過去の記憶が今の生活に支障をきたしているのならば、早めに治療をうけることをおすすめします。

トラウマになってしまったらどうなる?

職場いじめがトラウマになってしまった時、どうなるのか例を挙げて考えて見ます。

たとえば、集団で悪口をいう、卑劣な態度をとる、いやがらせをする、仕事を回さないようにするなど、他にも様々ですが、こういった職場いじめをうけると出勤してもストレスを抱えたまま過ごさなければいけません。

こういった職場いじめがきっかけとなり転職をしても、以前のいじめを思い出し、暗い気持ちになる。些細な行動がいじめになるのではないかと不安を抱く、自分がだめなやつだと自己嫌悪になるなど、こういったことが身に覚えのある方は、以前のいじめの記憶が後になっても尾を引いてトラウマになっている状態です。

体の不調がある場合も、ストレスがかかっているのかもしれません。過去のいじめが忘れられずに思い出してしまう場合は、体の不調もトラウマが原因かもしれないということです。

通常過去のことを思い出し、それが辛い記憶だったとしても、その後に影響を及ぼすことはありません。しかし、過去の記憶が現在の自分の思考や行動を変化させたり、体に異変があればそれはトラウマになっていると疑っていいでしょう。

やはりこの場合も、早めに精神科や心療内科を受診されることをおすすめします。

トラウマが解消できないときの対処法

まずは精神科・心療内科の受診をおすすめしますが、他にトラウマを解消するにはどうしたらいいかをいくつか紹介していきます。

ー嫌な思い出を紙に書き出すー

頭の中に嫌な思い出が溜まった状態は、ストレスがかかっている状態です。そのストレスを発散するために頭の中にある思い出を外に出してしまうという方法です。

紙に書いていくことで、落ち着きを取り戻すことができます。また客観的視点に立つことができるため、当事者の辛さを感じにくくしてくれます。

ー嫌な思い出を口に出して言うー

これも紙に書くのと同様の効果ですが、自分に溜めているものを外に出してストレスを発散するという方法です。もし、誰かに話すことができれば、聞いてもらいましょう。もし、いなければ独り言でも口に出して吐き出すことを行うことで、落ち着きを取り戻し、ストレスが解消できます。

ー深呼吸をするー
嫌な過去の記憶が蘇ってきたら、深呼吸をしてみましょう。腹式呼吸でゆっくり時間をかけて息を吸います。吐くときは吸う時よりも長く息をはいてください。最初は1分間で吸って吐く呼吸を2回繰り返すことを目標にします。

深呼吸をするときは、酸素が体の隅々に行き渡るように意識をし、吐くときも体の中の酸素をすべて吐き出すように意識をします。深呼吸に意識を集中し、これを数回繰り返してください。

深呼吸をすることで、副交感神経がはたらき、体をリラックスした状態にしてくれます。不安が出てきたとき、夜寝る前などに行うことをおすすめします。

このようにいくつか自分でできる対処を紹介しましたが、それでも改善できない場合はやはり、専門医の受診をおすすめします。できるだけ早く、過去のトラウマを解消して、今からの生活を楽しみにできるようにしていきましょう。

職場いじめのトラウマと戦うための3つのポイントのまとめ

職場いじめのトラウマと戦うための3つのポイントのまとめは以下になります。

・職場いじめのトラウマが与える影響
・トラウマになったらどうなるか?
・トラウマが解消できないときの対処法

過去の辛い経験をいつまでたっても思い出してしまうのは辛いものです。それが引き金となって、現在の生活に支障をきたして入ればそれは深刻な状態です。
忘れたくても忘れられない、そんなときは無理をせず精神科や心療内科を受診しましょう。あなたには助けが必要なのです。トラウマは解消できるのですから、安心してしっかりと治していきましょう。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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