【ブラック企業の5つの条件】生き残れない企業の特徴とは?

令和になってもブラック企業は後を絶えません。ブラック企業は経営者にとっても、労働者にとっても、いい影響をもたらすものではありませんよね?

労働者は企業側に労働力を搾取されるだけで、経営者側ブラックな経営をしていれば、当然いい人材を育てることはできません。

この記事はブラック企業5つの条件、生き残れない企業の特徴とは?といったテーマに書いていきますが

あなたが労働者として活動しているなら、あなたが勤めている企業はブラック企業の条件に当てはまっていないか?ということを確認して

あなたがその起業に勤め続ける意味はあるのか?ということを見直してみてください。

あなたが経営者であれば、ブラック企業の5つの条件に当てはまっていないか?生き残れない企業の特徴に当てはまっていないか?ということを確認してみましょう。

ちなみに私は現在5つの事業を社員0で回しています。その私がブラック企業について語る資格があるのか?ということですが

私は20代前半に事業を立ち上げて、自宅で仕事をするテレワークという雇用形態で10年以上、雇用を続けています。1ヶ月以上、私のところで仕事してくれた人の退職率は10%未満になります。

またコンサルタント業を通して、個人事業主、法人を含め、多数の方に経営のアドバイスをさせて頂いています。そこでは事業のスキームを整えて、仕組みと雇用で事業を回すためのプロセスをお伝えしています。

なので、ブラック企業の条件であったり、生き残れない企業の特徴に関しては、ある程度信頼性が高い情報をお伝えできるのと思っています。

ブラック企業は人件費を抑えるけど、いい人材がほしい

優良企業もブラック企業も企業である以上、会社の利益を最優先にしています。これを批判する労働者もいますが、企業である以上は利益を優先するのは仕方ありません。

ただ、ブラック企業は利益をあげるために人件費を抑えることを考えます。これはどの企業も同じですが

ブラック企業の場合は労働力や能力に見合った金額を払うといった意識が欠如しています。

できるだけ安く人を雇用して人件費を削減する。それが会社の利益につながると考えているのがブラック企業です。

この考え方は一理ありますが、低賃金で良い人材を雇用しようといった考えや、労働力や能力以下の賃金しか払わないというのは、独りよがりの考え方でしかありません。

こういった企業に勤めれば労働力を搾取されるだけではなく、最悪の場合、精神病にもなりかねません。

これは労働者の人生において
損失でしかないですよね?

あなたが勤めている企業がこのような考えを持っているのであれば、すぐにでも転職を視野に入れることをオススメします。

あなたが経営者であれば、できるだけ安く人を雇用して人件費を削減することが、会社の利益に繋がるといった考え方は短絡的であり、一時的な利益しかうまないことに気付いてください。

企業は労働者がいるから売上をあげることができます。また、新規雇用コストは年々あがっています。

それにも関わらず一時的な利益を追求して、いい人材を安く雇いたいというのは、自分で自分の首を締めているということです。

ブラック企業は長期雇用は約束しないけど、会社には忠実でいることを求める

現在、終身雇用制度は崩壊していると言っても大げさではありません。トヨタの社長も終身雇用制度についてメディアで発信しています。

企業側が長期雇用が約束できないのは、時代の流れから判断しても仕方ないことです。

ただ、長期雇用ができないことを認めているにも関わらず、労働者が会社に忠実でいることを求めている企業は多々あります。

経営者側の立場になって考えれば、その気持ちも分からなくありませんが、これは「わがまま」でしかありません。

労働者が会社に忠実に従って、長期間勤務していれば、会社の利益を上げられる可能性は高くなります。

ただ、何の保証もないのに会社に忠実でいることを求めるのは

法人という権力を振りかざして
労働者にリスクを
あたえている行為でしかありません。

何も保証を設けていないのに、会社に忠実でいることを労働者に求めれば、労働者との信頼は構築できません。労働者の不信感が募るだけです。

あなたが雇用側の立場なら、保証制度がないのに、労働者に対して会社に忠実でいることを押し付けているのであれば、それは「わがまま」ということに気づいてください。

あなたが労働者であれば、このような主張をしている企業はブラック企業の可能性が高いと考えて頂いて結構です。

ただ、あなたが終身雇用制度などの保証を求めているのであれば、現在の時代の流れに、そぐわない考え方だということも理解しておいてください。

安定した生活を送りたいと思うのは当然のことですが、現代の日本はそういった状況ではないことを素直に受け入れましょう。

ブラック企業は教育に投資はできないけど、即戦力を求めている

ここ数年は、いい人材を確保するためのコストが上がっていると言われてます。なので、社員が数十名の中小企業や個人事業主の場合は、人材確保に大きなコストをかけられないので、未経験者や経験が浅い人材を雇用することが多くなります。

しかし、ブラック企業は未経験者を雇用しているにも関わらず、教育に投資をしません。

人材育成のための新規スタッフに教育担当者をつけない企業もあります。もちろん人材育成のための担当者をつけるだけの資金力がない企業もあるので、そういった場合は仕方ありmせん。

ただ、教育に投資ができないにも関わらず、即戦力として使える人材を求めているのは問題です。

こういった企業もブラック企業の1つとして認識されるでしょう。

あなたが労働者で、勤め先が露骨にこういった考え方をしているなら、できるだけ早いうちに退職をするようにしましょう。

あなたが経営者なら、最初にお伝えした人件費は抑えたいけど、いい人材が欲しいという考え方は矛盾していることに気づいてください。

即戦力になる人材を確保する資金力がないのであれば、人材を育てる以外に方法はありません。

人材を育てることで人件費は膨らみ、時間も掛かります。しかし、経営者は世の中に価値を提供するために労働者を雇用し、労働者を教育することが仕事という当たり前のことを忘れないでおきましょう。

ブラック企業は反論はしてほしくないけど積極的に働いてほしいと思っている

経営者は労働者に対して、積極的に働いて会社に貢献してほしいと考えます。これはどの企業でも同じことです。しかし

ブラック企業は労働者に積極的な態度を求めているのに、労働者に反論されることを嫌いいます。つまり、自分の指示に対してのみ忠実かつ積極的に行動することを求めています。

これはブラック企業の特徴でもありますが、優良企業に雇われている上司が部下に反論されることを嫌う場合もあります。なので、ブラック企業というよりは、あなたの上司がこのように考えているケースが多いということです。

こういった企業は世の中に数え切れないほどありますが、あなたがこういった環境で労働しているなら退職も視野に入れてください。

上司の指示に対して忠実に働くことは、会社員のあるべき姿なのかもしれません。しかし、

人間は自分の選択が、自分の環境をコントロールしていないことを強く感じると、精神的に大きなダメージを受けると言われています。

せっかくの人生をそういった企業に尽くすくらいであれば、転職や起業を視野に入れることをオススメします。

経営者は自分の意見に対して反論されるということは、あなたにこれまでなかった考え方を提供してもらえているとポジティブな捉え方をすることで、従業員の満足度もあがれば、あなたの会社に新しい価値観を取り入れられるチャンスでもあることを理解しましょう。

ブラック企業は給料はあげないけど、仕事にやりがいを感じてほしいと思っている

経営者が労働者に対して、「この仕事は給料以上のやりがいがあり、そのやりがいは報酬になっているんだ!」そういうことを必要以上に伝えて、労働者を安く雇用しようとする考え方はやりがい搾取をしているブラック企業も多々あります。

このやりがい搾取は数年前から問題視されていますが、こちらの記事(https://essencia.jp/archives/1083)にも書いているとおり、そもそも給料もらうためにやっている仕事にやりがいを求める必要はありません。

やりがいを求めれば負のループに陥ります。

労働者にやりがいの価値を過度に主張するのは企業側の都合でしかありません。

あなたがこのやりがい搾取に合っているなら、そもそも仕事にやりがいを求める必要はないことを理解してください。詳しいことに関しては、こちらの記事で書いています。

仕事にやりがいはいらない。やりがい搾取に巻き込まれない考え方

『我慢と忍耐を魔法の言葉に変える』『信じない勇気』などの著者。コンテンツ プロデューサーとして、小さな経営の仕組みをつくる仕事をしています。年商1億規模、メルマガ読者累計4000名超え、500人を超える個人、経営者に仕組み創出コンテンツ制作、マーケティングなどを指導して現在も実力者を多数輩出。また教育事業、輸入事業、リサイクル事業の経営者でもある。

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