「忍耐力がないなあ…」「忍耐力を鍛えるにはどうしたらいいのか?」と悩んでいる人は多いです。
今回は、忍耐力と間違えられがちな我慢との違いについて、そして、忍耐力が必要になる時、誰でもできる忍耐力の発揮の仕方を紹介していきます。
忍耐力がない、忍耐力のつけ方がわからないという人も、ここで忍耐について再確認をし、忍耐力を発揮するための参考にしてください。
【—このページの目次—】
1.忍耐力と我慢は違うのか?
2.忍耐力のないが、忍耐力は必要か?
3.忍耐力のない人が忍耐力を発揮するためには
忍耐力と我慢は違うのか?
忍耐力という言葉は誰もが聞いたことはある言葉です。忍耐力とは辛さや苦しみを耐え忍ぶ力の事をいいますが、これを聞いて我慢という言葉を浮かべる人は多いはずです。しかし、我慢と忍耐は違います。我慢も忍耐のように辛さを耐え忍ぶことと言う意味ではありますが、その対象にするものが違うのです。
忍耐は自分の定めた目的に対してであり、それ以外は我慢になるのです。つまり、自分の目的のために耐え忍ぶことは忍耐といい、それ以外の耐え忍ぶことは我慢というのです。
たとえば、大学合格のために、苦手科目に取り組むのは忍耐と言えますが、勉強中に買い物を頼まれたりすればそれは我慢していくということになるのです。
たとえば、企画の成功のため、人見知りでもご挨拶に出向くのは忍耐とも言えますが、関係ないプライベート時のゴルフなんか誘われたら我慢していくことになるということです。
このように忍耐力と我慢は同じ意味を持ちますが、その対象が違うことを分かっておく必要があります。自分の目的のためには忍耐力が必要ですが、我慢は必要ありませんね。我慢も必要となればストレスばかり溜め込むことになり、それでは体を壊してしまいます。忍耐と我慢を使い分けることは大切なことなのです。
忍耐力のないが、忍耐力は必要か?
忍耐力を求められることは多いはずです。あなたが仕事をしているのならば、上司からよく言われる言葉でもあると思います。
なぜなら忍耐力は目的を果たすために必要な力だからです。
目的とは、現時点で未達成のものです。つまり、未来に到達する対象のことを言います。目標や夢も同じですね。目的は現時点で未達成のものですから、到達するためには努力が必要となります。
そして、努力には時間が当然かかります。また、その時間は目的によって、人によって、シチュエーションによっても変わりますし、それがどのくらいかは分かりません。時間が経てば経つほど見えないゴールに向かうことから忍耐力は必要となりますし、問題が出てくればそれにも必要となる場合もあるのです。
このように、目的に到達するためには、忍耐力は欠かせない力なのです。
忍耐力のない人が忍耐力を発揮するためには
忍耐力とはすぐにつくものではありません。今忍耐力がないと思っている人ならば、少しずつ忍耐力をつけることしかできません。
人はもともと耐えることには弱いもので楽をしたいという生き物です。ですから、意思を強く持つことが忍耐力の鍵とも言えます。
忍耐力をつけるためのポイントをいくつかご紹介します。
・努力をするときに環境を整えること
人は忍耐が苦手です。だからこそ、努力する環境には誘惑に負けないような環境を用意します。スマホ、テレビなど誘惑を誘うものは視界から排除しましょう。騒音対策、心地よい椅子なども環境となります。また、室温を適切に保つことは能力の発揮度合いに影響すると検証されています。環境を整えることはとても大切なのです。
・復習をすること
自分がどのくらい努力をしたのか、どれくらい目的に近づいたのかが分かれば、忍耐もしやすくなります。なぜなら見えていないゴールに向かうよりも見えているゴールに向かう方が忍耐しやすいからです。定期的に、何ができて何ができなかったかの復習をすること。そして、目的への距離が縮められているという確認をしていきましょう。
・比較をしないこと
私たちは比較をしてしまう生き物ですが、周りと比較しても自分の努力の仕方や、速度は人それぞれに違います。自分は自分の目的だけのために進んでいるのだから、周囲との比較は必要ない事を忘れないようにしましょう。焦って気持ちを乱すことはメンタルにストレスをかけてしまい、忍耐ではなく我慢になり兼ねないからです。
このように忍耐力をつけるポイントをいくつか紹介してみました。どんな人でも一気に忍耐力が発揮できるとは限りません。ですから焦らずに、自分のペースで少しずつ忍耐力を発揮していきましょう。
忍耐力がない人でも忍耐力を発揮するのまとめ
忍耐力がない人でも忍耐力を発揮するのまとめについては以下になります。
・忍耐力と我慢の違い
・忍耐力はないが忍耐力は必要なのか?
・忍耐力のない人の忍耐力の発揮の仕方
古い考えにあるような忍耐力が全てという考えは持っていませんが、忍耐力は必要な力です。目的をやり遂げるために必要なものだからです。現代では忍耐力を問われることが多いと聞きますが、それは本当に忍耐力と言える問題点なのか疑問でもあります。
ただ、本人が忍耐力をつけたいと思うのであれば、それは確かなので少しでも参考にしてもらえたらと思っています。