「いじめのトラウマがずっと残ってる」「大人になっても過去のいじめのトラウマに悩まされる」という悩みを持っていませんか?
この記事では、いじめの影響がどれほどのものか、いじめの対策の現状、そしていじめが元にトラウマになった場合にどうするかについて書いていきます。
いつまで経ってもいじめのトラウマで悩んでいては、明るい未来を見ることはできません。いつも何かに怯えて本当に楽しむことができないはずです。
過去の辛い経験を忘れることはできなくても、どういう対処をすれば未来に希望がもてるのかについて書いていきますので、ぜひ読んで今の苦しみを解消していきましょう。
【—このページの目次—】
1.いじめは後遺症となって残る
2.いじめる側に傾くいじめに対する社会的措置
3.未来を生きるために適切な対応をしよう
いじめは後遺症となって残る
幼少期のいじめ、会社でのいじめ、これらいじめというのは、なくなれば終わりではないのです。いじめられた際の傷跡は、体の傷は消えても心の傷は残ります。ずっとその経験が痛みとして付きまとってしまうのです。
なぜかというと、心の傷は見えません。いじめがなくなれば解決したとみなされますが、心の傷については処置が適切に行われてないから残ってしまうのです。
ある精神科医のもとには、いじめの後遺症に悩んで10年20年後に診察に来られる患者さんもいるようです。いじめがトラウマになっていれば、現在でも過去の記憶が蘇っては行動ができなかったりする人もたくさんいます。
いじめを経験し、心の傷が癒えないままでいれば、のちにいじめにあったわけではなくても、恐怖や不安に駆られてしまうというわけです。心の傷は見えるものではありませんが、もし見えるとすれば、まだ傷も塞がらず血がでているような状態なのです。
そして、心の傷の見えにくさが理由で、本人さえも傷を治っていないことに気づかない場合もあり、理由がわからず苦しんでいるのです。いじめの被害者は、辛く苦しい思いをするため心に傷を受けてしまうのです。それを治さなければ、一生傷が開いたままということもあり得る話なのです。
いじめる側に傾くいじめに対する社会的措置
いじめ問題についての意識は、以前よりも高くなって来ました。学校教育方針にもいじめに対する対策など立てられています。しかしながら、そのとられる対策は、まだぬるいものです。
それはいじめにあった被害者が増えていること、またその後も悩んでいることを考えれば明らかです。
学校という集団の中ではいじめにスポットを当てて対策することは難しいのが現状です。公立の学校であれば、何に対しても平等さが必要ともなることも理由でしょう。対応も遅れ、最悪の事態に陥った場合でもいじめが問題にならなかったケースもあるのが現実です。
そういった社会が変わらなければ、いじめを減らすことはできないでしょう。私たち個々が、なんとか自分の身を自分で守ることも必要なのかもしれません。
それには、まずいじめの深刻さを知ることです。これは実際にいじめにあいトラウマになってしまったという人にも必要なことです。なぜなら、あなたが悪いのではないということを知る必要があるからです。
いじめの深刻さを理解すれば、いじめが発生した場合にも、周りの協力が得られるでしょう。いじめはモラルに反するものだという正しい理解が個々に必要なのです。
未来を生きるために適切な対応をしよう
いじめの経験がトラウマになってしまった場合、心の傷は今も癒えていないかもしれません。そういった場合には、心の傷の治療をしてあげることが大切です。
心の傷は時間と共に薄れることもありますが、そうでないものもあります。もし、過去のいじめがトラウマになっているのであれば、その傷は癒えていないのです。
過去の傷が開いたままでは、現在になってもその傷が痛みます。ふとしたことで過去を思い出して辛くなったり、行動できなかったり、恐怖感や不安感を生んでしまったりする場合は、精神科や心療内科を受診しましょう。
いじめは後遺症の残るものなのです。その後遺症は心に傷をつけて残り、後からも痛むものなのです。このまま放置していれば、いつまで経ってもその傷は痛み、本来楽しめることも楽しめなかったり、恐怖や不安に駆られてしまえば、明るい未来を描くことはできません。
思い出したくもない過去でしょうが、その過去と決別するには傷口を治すことが必要なのです。過去を思い出して辛かったり苦しかったりしても、それでも前に進めるのであれば自分で乗り越えられるのかもしれません。しかし、そうでないのであれば助けを借りるべきです。
傷を引きずることもなくなれば、もう辛い思いも苦しい思いもする必要はないのです。早く心の傷を治して、本来のあなたらしく人生を進めていきましょう。
いじめのトラウマが大人になっても消えない理由とその解決のまとめ
いじめのトラウマが大人になっても消えない理由とその解決のまとめは以下になります。
・いじめは後遺症が残るもの
・いじめる側に傾く社会現状
・未来を生きるための適切な対応
いじめは心に深い傷を残します。なのにいじめが終わればその問題は解決したものとみなされる。いじめられて心に傷を負ったままの子供はどうなるのか、そこに社会的措置はなく、自分が助けてというしかないのが現状です。
それは理由もなくいじめられ、被害者になり、その後もその傷を背負って生きなければならないという地獄のような日々でしょう。いじめは早期発見と言われますが、すでにいじめにあった人たちにどのようなサポートができるかも同時に考えていかなければならないところです。