将来の夢は仕事ではなく生き方 で決まる

「将来の夢を考えた時に迷ってしまう」「将来の生き方が分からない」と悩むことはありませんか?自分の将来なのに、将来の夢や生き方が決められないと、自己嫌悪になったり、不安に押し潰されそうになったりしますよね?

この記事では、なぜ将来の夢や生き方が決まらず、迷ってしまうのかについて考えてみました。そして、将来の夢を仕事ではなく生き方にすれば、悩みが解決できる理由を、3つのパートに分けて書いていきます。

将来の夢が決められなければ、向かう先の目標もなく、ただ時間を消費してしまいます。それでは将来が不安になるだけです。これを読んで、将来の夢や生き方を見つけ、明るい未来に進んでいきましょう。

【—このページの目次—】
1.仕事は幸せの法則ではない 生き方が幸せの法則なのだ
2.生き方を描けば、将来は描ける
3.将来の夢が生き方ならば、将来は明るい

仕事は幸せの法則ではない 生き方が幸せの法則なのだ

あなたは、夢を叶えることは難しいと思ってはいませんか?世の中の多くの人は、夢を叶えることが難しいと考えています。しかし、それは真実ではありません。

なぜなら、ここで私のいう夢は職業ではなく、生き方だからです。

これを聞いて気づいた方もいるかもしれませんが、将来の夢はと聞かれた時に、多くの人が職業を答えます。特に年配の人になればなるほど、夢では生きてはいけないというのです。

日本は戦後、生活をするために仕事をしてきました。そして、それが急速なまでの経済発展にもつながったのです。つまり、生きることイコール仕事であったのです。そこには夢や希望など見る余裕はありませんでした。

しかし、これは昔のことです。現代は豊かな国になっています。ですから、仕事以外にもさまざまな価値が溢れ、以前でいう夢イコール仕事という価値観であっては、満たされないのです。

それに気づかないでいると、いつまでもいい仕事に就くことが、幸せだと勘違いをしてしまうのです。

私たちの幸せは、みなが同じではありません。人によって幸せの形は違うのです。これは当たり前のようですが、日本全体が復興に向かってきた時期は、夢を叶えることよりも、生きるために仕事をしなければいけませんでした。ですから、よい仕事就くことが、幸せと直結していたのです。

しかし、現代は違いますね。現代の日本は豊かです。ですから、個人の幸せの価値観の違いは顕著に現れているのです。つまり、私たちはある職業に就くから、幸せになれるのではありません。私たちそれぞれの幸せのために、仕事であったり会社であったりと、人生の選択をするのです。この選択していく人生が、私たちが目指す夢というものになるのです。

生き方を描けば、将来は描ける

将来の夢や目標が決められないと、悩んでいる人は増えています。この場合は、将来に仕事を選ぶのではなく、生き方を描かなければいけません。

なぜ、将来の夢が分からない、目標が見えないと悩んでいるかというと、それは、仕事を選ぼうとしているからなのです。

仕事は生きるための手段です。つまり、幸せな生き方という夢を叶える手段の1つということなのです。

先に手段を選ぼうとしても、夢が分からなければ、何を選んでいいのか分からないのは当然です。その手段も数えきれないほどありますので、尚更難しくなるだけです。

たとえば、会社員全員の幸せの形は同じではありません。医者になっても有名アーティストになっても、その他の職業を例にとっても、〇〇だから全員が幸せではないはずです。

ですから、将来の夢や目標を決める時に、仕事を選ぼうとしていても、それが自分の幸せとは結びつかないのです。自分がどんな生き方をすれば幸せかと描かなければ、仕事も決められないのです。

将来の夢というのは、自分自身の幸せを描くことであり、幸せな生き方のことをいうのです。その幸せな生き方という夢を叶える手段として、仕事があることを間違ってはいけません。

将来の夢が生き方ならば、将来は明るい

将来の夢を仕事と捉えるか、それとも生き方と捉えるかで、豊かな人生になるかどうかが変わります。

それはなぜかというと、仕事はずっと続けられるとは限らないからです。

まず、将来の夢を、仕事と捉えた場合を考えてみましょう。

たとえば、試験に受からず必要な資格が取れなければ、夢が叶えられません。もし、翌年挑戦するとしても、浪人生活ともなれば精神的に辛いものです。こうなった時に、あなたはその後の人生を明るく過ごせるのでしょうか?精神的に辛くなれば、挫折感を味わい諦めてしまうのではないでしょうか。

その他に、夢の仕事に就けたとしても、病気になったら?会社が倒産したら?AIによる機械化で職業がなくなったら?一体どうするでしょうか?

こういった場合も、挫折感を味わい諦めてしまいかねません。このような悪いことがなかったとしても、定年すれば、老後は何を目標に生きるのでしょうか。家族を頼りに余生を過ごすのもいいですが、それだけでは老後が寂しすぎます。

このように、将来の夢を仕事だと捉えてしまうと、その夢は簡単に消えてしまいかねないのです。そうなってしまうと、それまでに費やした努力や時間など、何もかもが無意味に思えてしまうはずです。それでは、決して豊かな人生だとはいえません。

しかし、将来の夢を生き方で捉えると、どうでしょうか?

失敗はつきものですが、夢へ向かう道が途絶えるわけではありません。時代にも、年齢にも左右されず、状況が変われば夢を更新することもできるはずです。つまり、一生夢を追い続けることができるのです。

一生夢を追い続けるということは、生きるエネルギーを絶やさないことになり、生涯生き生きとした豊かな人生を過ごせるということなのです。明るい将来のためにも、将来の夢を仕事で捉えるのではなく、生き方で捉えましょう。

将来の夢は仕事ではなく生き方のまとめ

将来の夢は仕事ではなく生き方のまとめは以下になります。

・仕事ではなく生き方が幸せの法則
・生き方を描けば、将来は描ける
・将来の夢が生き方なら将来は明るい

どんな仕事に就きたいかと答えられる人はいても、どんな生き方がしたいかと答えられる人は少ないです。もちろん、若いうちならば、そうそう簡単に答えが出るものではないですが、いつの年でも夢は見るものです。その夢が分からないという人が大勢いるのも、どんな人生にするのか、あやふやになっていることを意味します。そこに必要なのは、手段にこだわらず、生き方にこだわっていく意識なのでしょう。

YOSHIKA YAMASAKI

マルチクリエイターとして活動。幼い頃から表現の世界に足を踏み入れ、それは、写真、絵画、詩をまたぎ、人間の深層心理までをも引きずり込んだ表現意欲を探り続ける旅となる。地図を持たない自由な旅を国内外問わず続け、人の多様性を学び、自然を学び、自らの表現の糧とする。自由奔放な発想で、大手外資系企業との経歴も抱えながらも、現在は表現者として、人と人の関係、ひいては、人と自然の関係を探る旅を再開している。

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